本稿は,学校推薦型選抜と総合型選抜における「主体性等」評価の実施の有無に関連する要因を明らかにするため,735大学延べ13,376募集単位の2023年度大学入学者選抜における「主体性等」評価に関するデータを分析した。その結果,両選抜区分ともに,「主体性等」を評価している募集単位は全体の4割を超え,一般選抜よりも割合が高いものの,全面的に導入されているわけではないこと,「設置形態」「学科系統」が「主体性等」評価の実施有無と弱い関連性をもっていることが明らかになった。これに基づき,「主体性等」評価の推進には,評価方法や基準の開発支援が必要であると指摘される。