近年,大学入学者に占める総合型選抜及び学校推薦型選抜合格者の割合が増加傾向にある。しかし,これらの選抜についての網羅的な調査は,まだ少ない。本稿では公立大学を対象に,両選抜の出願書類の設問について調査分析を実施した。その結果,入学希望理由や学びたい内容の明確な記載を求める割合は約60%であるが,学びの計画については10%程度であることが分かった。また活動・実績報告ではボランティア活動や資格・検定の明確な記載を求める割合は15%程度であり,項目立てしない設問が多数を占めた。全体的な傾向として,総合型選抜が学校推薦型選抜より,卒業後の目標や活動・実績の詳細への言及が多い傾向が見られた。