2025 年 35 巻 p. 95-102
本研究は入学前教育プログラムの設計に向けて,学校推薦型選抜や総合型選抜による年内合格者(以降,早期合格者とする)を対象とした5種類の調査と,高校教員への質問紙調査の結果に基づいて早期合格者の現状把握や特性分析を行った。その結果,高校から課せられる課題量に差があることや,一般選抜の合格者に比べ親和力や協働力といったコンピテンシーが高いこと,入学前教育に大学での学びや生活のイメージを獲得できたり,大学で必要となるスキルを身に付けられたりするようなプログラムを求めていることが明らかになった。さらに,合格決定後にモチベーションが低下する場合が多く,学習の動機づけ1)を目的としたプログラムを求める高校教員が多いことも明らかになった。