2026 年 36 巻 p. 9-14
本研究では,オープンキャンパス(以下,OC)への参加と大学志願行動の関係を多面的に検証した。出願率や OC 参加率に加え,出願回数,入試欠席率,入学辞退率といった指標も用いて分析した。その結果,特に高校 3 年時の OC 参加と出願との関連が顕著であり,参加回数が多いほど出願率が高いことが確認された。さらに,OC 参加者は出願回数が多く,入試の欠席率や辞退率も低かった。これらの行動は,志望意欲や入学意欲の高さを反映していると考えられる。これらの結果から,OC は志願者確保の手段にとどまらず,進学意思を支え,高大接続を支える教育的機会として意義を持つことが示唆された。