動物臨床医学
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フェレットのリンパ腫12例における血液検査所見の回顧的検討
小沼 守近藤 広孝小野 貞治渋谷 久佐藤 常男
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2009 年 18 巻 2 号 p. 47-52

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抄録

リンパ腫と診断された12例のフェレット(Mustela putorius furo)と,臨床的に健康と思われる10例とを比較し,血液検査所見について回顧的調査を実施した。結果,貧血は66.7%(8/12)に認められ,多中心型に多いことが示唆された。血小板減少症は72.7%(8/11)であり,発生部位では縦隔型に多いことが示唆された。 白血球増加症は41.7%(5/12)で,リンパ球増加症が33.3%(4/12)であった。したがって,フェレットのリンパ腫では,貧血と血小板減少症の発現が多いことが示唆された。

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© 2009 動物臨床医学会
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