日本土壌肥料学雑誌
Online ISSN : 2424-0583
Print ISSN : 0029-0610
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キャベツおよびレタス残渣施用後のN2O発生の時間変化
山本 昭範 武田 華生秋山 博子星野(高田) 裕子
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キーワード: キャベツ, 作物残渣, レタス, N2O, WFPS
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2018 年 89 巻 1 号 p. 1-6

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抄録

農耕地においては,収穫時に発生する残渣が重要なN2O発生源となっている.本研究は,キャベツ残渣およびレタス残渣から発生するN2Oの発生パターン,また,残渣由来N2O発生とWFPSの関係を調査した.

その結果,残渣由来N2Oはキャベツ残渣とレタス残渣で異なる発生パターンを示した.レタス残渣からのN2O発生は,施用後20日から27日で積算発生量の約50%に達した.その一方,キャベツ残渣は積算発生量の約50%に達するまで38日から45日間を要した.このような残渣によるN2O発生パターンの違いは,キャベツおよびレタス残渣の分解特性が影響していると考えられた.また,WFPSはN2O生成に対する硝化と脱窒の寄与の変化を通して,残渣由来N2O発生に影響していることが示唆された.本研究は,農耕地における残渣由来N2O発生や時間変化を評価するために,残渣の種類だけでなくWFPSの影響を考慮する必要があることを示した.

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© 2018 一般社団法人日本土壌肥料学会
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