抄録
英文抄録誌Nuclear Science Abstracts of Japanの情報源,著者名索引および数種の管理用統計を電子計算機によって作成した。作成の対象となった抄録は約4年間に蓄積された5,550件であり,これらのインプットからアウトプットに至るまで,および結果の評価について述べた。とくに,発行年,使用言語,記事区分,分類コードなど若干のデータをインプットに加えることによって,情報源分布や使用言語の経時変化など,日本における原子力関係文献の動向を一部とらえることができた。原子力の分野では情報源がかなり分散型であり,オリジナル論文においては3/4が58タイトル,残る1/4は約360タイトルに分散している。また使用言語の欧文化がすすみ,42年にはオリジナル論文の過半数が欧文(主として英語)とたっている。