抄録
水分拡散係数が体積含水率の指数関数である土壌について, ステップ加圧法における初期以降の段階における排水過程を数値計算した.1) 土壌水分拡散係数は開放端からの距離のべき乗の単項式により近似された.べきの値は排水の初期段階では2より大きいが, 急速に低下して2に近づき, 中期段階では2に保たれ, 終期段階では徐々に低下して1.75に近づいていった.2) 開放端における土壌水分拡散係数の逆数は, 中期段階を通じて経過時間に比例した.3) 排出水分総量の時間経過は, 開放端における土壌水分拡散係数比に関する二つの式によりパラメトリックに表された.4) 排出水分総量の時間経過を表す式から, 平衡体積含水率を予測できる.