生物環境調節
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タバコのフィルムマルチ栽培における土壌水分, 地温について
久米 英夫
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1970 年 7 巻 2 号 p. 105-109

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抄録
タバコのフィルムマルチ栽培で, マルチの形態と土壌水分, 地温およびタバコの生育の関係をみた.被覆材料として, 透明ポリエチレンフィルムの95cm幅のものと120cm幅のもの, および黒色ポリエチレンフィルムの95cm幅のものを用い, 慣行マルチ・高畦マルチ・高畦広幅マルチ・黒ポリマルチをつくり, それに無被覆・無被覆高畦を加えて6区を設定し, タバコを栽培し, 土壌水分, 地温, タバコの生育を比較した.
降雨が少なく, 夏期に乾燥しやすい玉島の花崗岩風化砂壌土のフィルムマルチ下では, 土壌水分はpF4.0~4.5に達することがあった.土壌水分減少はフィルム下端が固定されていないマルチ形式のもとで促進された.土壌水分がpF4.5以下に低下すると, 降雨があってもマルチ下の土壌水分の増加は起こらない現象がみられた.
マルチ下の土壌中の塩類濃度を測定したところ, 土壌水分の低下が顕著であった慣行マルチ区および高畦マルチ区において土壌表層の塩類濃度が高くなっていた.タバコの生育初期には, 地温とタバコ乾物重増加との澗には高い相関があった.
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© 日本生物環境工学会
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