応用生態工学
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より良い社会資本整備を実現するために必要なこと
松井 明
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2014 年 17 巻 2 号 p. 105-108

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抄録
我が国の社会資本整備について,①研究成果が実社会に活かされていない,②事後評価されていないという現状がある.これらを解決するために,(1)行政の人数を増やす,(2)行政が学会に参加したり,論文を発表したりすることで評価される仕組みをつくる,(3)学会が中心となって地域住民の環境への関心を高める,(4)予算を複数年度(事業前・事業中・事業後)にまたがって要求できるようにする,(5)事後評価し,フィードバックする仕組みをつくることを提案した.市民,行政および学会が双方向で協働し,かつ順応的管理をすることによって,将来の世代のために持続可能で,豊かな,安心して暮らせるまちづくりをしていかなければならない.
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© 2014 応用生態工学会
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