2018 年 37 巻 37 号 p. 98-103
本研究は,公立中学校3年生を対象に行った経済単元の習得確認テストの結果をもとに,生徒たちの学びの実態を把握し教師の授業改善に活かしていくことを目的として行ったものである。異なる2校,3教諭の授業後に同一の評価問題を実施し,その結果を分析・考察した。その上で,生徒の課題や教師の授業方法の問題点を探り,次年度の授業改善プランとして提案した。単年度の研究考察の結果であるため,授業改善が生徒へもたらした効果や課題には言及できていない。そのため今後の継続した研究が必要である。