抄録
本稿では自治体主催のコンテストを活用した地域連携PBLの実践例として,前任校での取り組みを紹介し,その意義を検討した。富山県射水市が主催する「令和5年度 いみず学生アイディアコンテスト」への参加を通じて,筆者のゼミは,現地調査から課題の発見,解決策の検討・立案,そして解決策の実行と効果の検証にいたるPBLの主要プロセスを包括的かつ円滑に実行することができた。学生はこの活動を通じ,地域についての理解を深め,チームで課題に取り組むことの意義を体験的に学び,アイデアを形にするという「達成感」を味わった。PBLならではの実践的学びを比較的手軽に実現できるのが「コンテスト参加型」の強みであるといえる。