抄録
本稿の目的は,高校の全教科の勉強が大学における経済学の学びにつながることを中央大学の経済学部と附属4高校の教員32名が具体的に示した高大接続教材(『やっぱり経済学はおもしろい!―高校の勉強ってどう役立つの?―』)を紹介し,その可能性を示すことである。高校の勉強で習う知識が大学の経済学の学びとつながり,今までとは別の見方ができることを実感する時,おもしろいという感じが生まれる。新たな高大連携の結晶である本書は,経済学部の入学前教育の教材として役立つだけでなく,高校生はもちろん,経済学を専門としない高校教員,他学部生,および一般向けの経済学教育にも資する可能性を秘めている。