Edaphologia
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日本におけるオカダンゴムシArmadillidium vulgare (Latreille, 1804) の遺伝構造
大瀧 由香, 猪野 真也, 唐沢 重考
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2025 年 116 巻 p. 17-21

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抄録
オカダンゴムシは地中海沿岸を原産地とする外来種で日本国内の全域に分布している.日本産オカダンゴムシの遺 伝構造を解明するため日本国内45 地点から358 個体を採集し,チトクロームc オキシダーゼサブユニット1 遺伝子 の塩基配列を決定した.また,GenBank に登録されている253 サンプルのDNA データを加え,合計611 サンプル を対象に遺伝構造を解析した.その結果,25 種類のハプロタイプが確認でき,それらは4 つのグループに分けられ た.これら遺伝グループは32–23 万年前に分化したと推定された.日本国内において4 つの遺伝グループ全てが確 認されたが,それらの分布に地理的パターンは認められなかった.加えて,神奈川県横浜市では全4 つの遺伝グルー プが確認できたとともに,45 地点のうち32 地点において複数の遺伝グループが確認できた.これらの結果から,日 本産オカダンゴムシの個体群は複数の原産地に由来する個体によって構成されていると考えられた.
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© 2025 日本土壌動物学会
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