2023 年 52 巻 1 号 p. 54-59
東京電力福島第一原子力発電所の事故においては,放射能汚染の実態を明らかにすることをミッションにしたNPO 法人が設立された。放射能について専門家でもない市民がいかに困難を乗り越えて団体を立ち上げ,他団体と協力して全国に跨るネットワークを構築していったのか。通常の環境保全をミッションにするNPO 法人とは何が違い,放射能汚染問題をミッションにしたことで,何が持続的活動への枷となっているのか。福島市で活動するNPO 法人の 12 年間の事例を紹介したい。