抄録
農地において農業生産と太陽光発電事業が共存する営農型太陽光発電は,2013 年度に農林水産省が制度化してから徐々に国内で取り組み事例が増えてきている。営農型太陽光発電によって農地での再生可能エネルギー生産が可能となり,農業・農村における脱炭素化を進めることにつながっていくだけでなく,社会全体として必要とされる再生可能エネルギーの確保に向けたポテンシャルも有していると言える。本稿では営農型太陽光発電が実際に農地でどれだけの再生可能エネルギー生産が可能なのか,そのポテンシャルが地域脱炭素にどう取り入れられようとしているのか,また普及に向けた課題について述べる。