抄録
国際資源管理認証の導入は,1992 年の FSC から始まり,エコラベルが広く普及することで,「エコラベルの添付された製品が(従来の価値判断では)中身の品質は全く同じでも,環境配慮という点でより価値がある」という新しい製品価値を市場に導入した。設立からこれまでの役割の変化を「創世期」,「定着・乱立期」,「業界標準期」と変えながら,環境・社会的変化や技術革新等に伴い,その基準を時に大幅に見直しながら,現在も消費者に「市場原理を利用した資源活動」に参加する機会を提供している。本稿では,国際資源管理認証の歴史をたどりつつ,その生物多様性に関する基準や最新の活用方法についても紹介する