抄録
持続可能な農業の実現に向け, 竹炭には保水・保肥容量の向上を通した様々な効果が期待されている。本研究は屋外で灌水と追肥を行わずにリーフレタス(Lactuca sativa var.crispa)を 2 作連続で栽培することで, 竹炭の体積含有率(0, 10, 20, 30, 40%)と有機肥料の施肥量(100, 200 kg N ha -1)が収量, 連作障害, 保水容量に与える効果を調査した。その結果, 竹炭の体積含有率が 10%以下で収量が最大となり, 竹炭の含有率の増加に伴い圃場容水量と平均含水率が増加した。また, 施肥量 100 kg N ha -1 の群のみ, 連作障害が見られなかった。今後は竹炭の粒径分布と混入対象の土壌の影響を明らかにする必要がある。