抄録
製品やサービスのライフサイクルに注目した定量的環境影響評価の方法であるLCA(ライフサイクルアセスメント)は,国際規格ISO14040の発行以来,数多くの研究が行われており,データベースやソフトウェアの開発やSCOPE3などのガイドラインの発行等を通して,産業界で急速に活用が広がっている。現在はグリーンウォッシュによる消費者への悪影響を回避するための方法として注目されており,欧州委員会はグリーン主張指令において実質的にLCAの情報開示を要求する。本稿では,LCAに加えて,製品間の比較を可能にする環境ラベルタイプIIIと欧州環境フットプリントについて解説し,グリーンウォッシュへの対策方法としての長所と課題について解説する。