神戸大学附属中等教育学校教諭
2017 年 12 巻 2 号 p. 209-216
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神戸市の六甲山地中腹において,冷気流の気温低減効果を明らかにするために,2016年7~11月を対象として風と気温の観測を実施し,解析を行った.山地中腹では,15時以降,北寄りの風が定常的に吹き始めるとともに,気温が急激に4~5°C低下する.この北寄りの風は冷気流であり,その吹送時間は15~07時で,風速は約1~2 m/sである.神戸市街地で広域海風の卓越する時間帯に,六甲山地中腹では冷気流が発生し,神戸市街地と異なる局地循環が成立することが明らかになった.
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