本稿は,SNSを活用したインバウンド観光促進と地域経済活性化の実態を,中国市場を中心に分析したものである.近年,SNSは観光地情報の発信手段として重要な役割を果たしており,特に中国人観光客の旅行先選択に大きな影響を与えている.本研究では,鳥取県を事例として,微博や微信などのSNSを通じた観光プロモーション戦略を調査した.鳥取県は他の主要観光地と比較して訪日外国人観光客数が少ない中,SNSを活用して地域ブランドの確立に成功している.さらに,SNS活用の地域差を分析した結果,地方圏でも積極的にSNSを活用することで観光振興に効果的な影響を与えていることが明らかになった.