主催: 社団法人エレクトロニクス実装学会
超薄型パッケージの接合性評価に超音波を利用する場合,一般的に実施されている接合界面にフォーカスを合わせる測定法では,試料表面からの反射波と接合界面からの反射がオシロスコープ上で重畳して,測定が困難である. そこで,本研究では厚さ50μmと400μmのSiを接合させたChip on Chip パッケージを対象に,接合界面と試料表面との多重反射波を利用して,二つの波を時間的に分離し,界面からの情報のみを抽出する測定法について検討を行った.また,超音波測定後に実施した断面観察を行い,本法の有効性を確認した.