抄録
近年,電子機器の小型化に伴い,様々な形状の配線が求められている.特に,凹凸のある基板上への立体配線などが期待されるが,転写印刷技術を用いることで,三次元形状を有する筐体の表面と側面をつなぐ配線や曲面基板上への配線が可能となる.本研究では,三次元形状を有する基板上に形成した導電性接着剤配線の電気抵抗および微細組織観察などを行い,三次元印刷配線の評価を行った.さらに,オイルバス中に導電性接着剤を射出することで,伸縮可能な導線ワイヤーを形成することに成功した.講演会では,これら配線の形状とその評価結果について発表する.