主催: 社団法人エレクトロニクス実装学会
LSIの駆動電圧低下,消費電力増大から要求される電源配線の低インピーダンス化の技術として,ビルドアップパッケージ基板の新たなビア構造を開発した。 開発したビア構造は,レーザー加工とドリル加工という従来のビア加工方法を用いつつ,レーザービアのスタック段数を最大6段まで増やした構造と,複数のレーザービアでドリルビアと接続する構造である。 本構造を用いたパッケージ基板は,従来と比較して,約16%の抵抗低減,約30%のインダクタンス低減の効果を確認し,基板内の電源配線を低インピーダンスで接続可能になる見通しを得た。