主催: 一般社団法人エレクトロニクス実装学会
近年の情報通信分野ではセンサやワイヤレスデバイスへの電源供給が急務の課題となっている。そこで、周辺環境に存在するエネルギーを集めて電力に変換するエネルギーハーベスト技術に着目した。我々は無線通信に用いられる微弱な電磁波をエネルギー源とすることを検討しているが、微弱かつ交流であるため大規模な発電は不可能である。本研究では、直列共振回路と、ダイオード及びキャパシタで構成されたModified Dickson Voltage Multipliersによるエネルギーハーベスト回路を提案し、さらに本回路を多段化することでセンサ等に必要な直流電圧を生成する昇圧整流回路を開発した。