主催: 一般社団法人エレクトロニクス実装学会
ノイズ起因による車載用電子機器の誤作動は人命にかかわる事故に直結するため、厳しい規格条件をクリアすることが製品化への絶対条件になる。車載用部品のエミッション試験 CISPR25では妨害波測定を行い、車載受信機に影響のあるノイズが出ていないことを確認するが、EMC 試験方法・測定条件・必要設備は民生機器と異なり高信頼性が要求される。中でも放射エミッション測定はEMC評価の中でも不合格になりやすく、対策には専門的な知識と労力が必要となるケースが多い。本稿ではスイッチング電源基板を測定対象に、商用測定サイトで取得したノイズ評価結果と簡易測定結果との比較考察をおこなった。