抄録
近年我々は、フルオロアルキル側鎖を6本持つトリフェニレンがヘキサゴナルカラムナー(Colh)相を形成し、フルオロアルキル基への置換及びその鎖長の増加もColh相を安定化させることを報告してきた。そこで本発表では、フルオロアルキル鎖のカラムナー液晶性への効果を更に検討するために、フルオロアルキル鎖及びアルキル鎖を持ち、対称性の異なる新規トリフェニレン液晶を合成し、その相転移挙動を調べた。その結果、Colh-Isoの相転移温度は約180℃に増大、かつフルオロメチレン鎖長に依存せず、フルオロアルキル基の炭素数や化学構造の対称性にも依存していないことがわかった。