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原稿種別: 表紙
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cover-
発行日: 2004年
公開日: 2017/01/10
会議録・要旨集
フリー
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i-
発行日: 2004年
公開日: 2017/01/10
会議録・要旨集
フリー
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ii-
発行日: 2004年
公開日: 2017/01/10
会議録・要旨集
フリー
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iii-
発行日: 2004年
公開日: 2017/01/10
会議録・要旨集
フリー
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iv-
発行日: 2004年
公開日: 2017/01/10
会議録・要旨集
フリー
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v-xvii
発行日: 2004年
公開日: 2017/01/10
会議録・要旨集
フリー
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490-
発行日: 2004年
公開日: 2017/01/10
会議録・要旨集
フリー
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491-498
発行日: 2004年
公開日: 2017/01/10
会議録・要旨集
フリー
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499-
発行日: 2004年
公開日: 2017/01/10
会議録・要旨集
フリー
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okuduke-
発行日: 2004年
公開日: 2017/01/10
会議録・要旨集
フリー
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吉野 勝美
セッションID: SP01
発行日: 2004年
公開日: 2006/06/20
会議録・要旨集
フリー
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近藤 克己
セッションID: SP02
発行日: 2004年
公開日: 2006/06/20
会議録・要旨集
フリー
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内田 龍男
セッションID: IV01
発行日: 2004年
公開日: 2006/06/20
会議録・要旨集
フリー
液晶ディスプレイは情報端末として急速に普及し、いよいよテレビのCRTに置き換わ
り始めている。それに伴って、ますます高性能化の要求が高まり、コントラスト、視野
角、応答速度の一層の改善、動作温度範囲の拡大、低電力化、大画面化のための構造や
製造プロセスの改良などが期待されている。これに応えるためには周辺材料をも含めた
基礎研究の重要性が一層増してきている。これらの動向について概説する。
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沢畑 清
セッションID: IV02
発行日: 2004年
公開日: 2006/06/20
会議録・要旨集
フリー
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西原 力
セッションID: IV03
発行日: 2004年
公開日: 2006/06/20
会議録・要旨集
フリー
化学物質のリスクには、健康影響と生態影響があり、最近では後者の方も重視されつつある。これらを最小限にするように化学物質と付き合うことがリスク管理の基本である。そのために、行政は化審法やPRTR法(化管法)等で規制し、企業は法に従うとともに自主規制で管理している。個人は健康とグリーンな環境の維持につとめ、3R(節約、再資源化、再使用)に心がけ、正しい知識と適正な意識をもって生活することが大事である。
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加藤 隆史
セッションID: IV04
発行日: 2004年
公開日: 2006/06/20
会議録・要旨集
フリー
イオン性液体はイオンのみから構成される室温で等方性の液体である。近年、有機合成反応のためのグリーン溶媒として、また、イオニクスデバイス用の電解質としての応用が盛んに研究されている。もし、このような新しい機能性液体に液晶性を付与して組織化できれば、エネルギー・情報伝達可能な動的素子としての展開が期待される。本講演では、イオン性液体の液晶化とそれによる異方的なイオン伝導機能の発現について紹介する。
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佐藤 浩之, 中川 芳樹, 永久 修也, 辻 大輔, 中村 俊文, 岡島 謙二
セッションID: 1D01
発行日: 2004年
公開日: 2006/06/20
会議録・要旨集
フリー
ラビングに代わる非接触配向技術としてダイアモンドライクカーボン(DLC)配向膜にイオンビーム(IB)を照射するDLC/IB配向技術が実用化されている。この配向のメカニズムに関して、IB後のDLC膜上ではC=Cの異方性が観察され、これが液晶配向に寄与していると考えられている。今回、IB照射量に対する膜表面光学異方性のモデルを検討し、DLC膜上で適用できるか検討した。さらにDLC膜以外の各種膜にIB照射を行い、表面光学異方性と配向特性を比較し、IB配向との相性を評価した。
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末益 淳志
セッションID: 1D02
発行日: 2004年
公開日: 2006/06/20
会議録・要旨集
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酸化チタンの光触媒作用により構成した微細な親疎水パターンにより、液晶分子の配向制御に成功した。液晶分子は親疎水のストライプパターンに沿って配向し、10μmオーダーでの配向制御が可能であった。本研究では、微細な親疎水パターンによる液晶分子の配向制御を目的とし、配向分割型LCDへの適用可能性を検討した。
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坂本 謙二, 宇佐美 清章, 佐々木 享, 潮田 資勝
セッションID: 1D03
発行日: 2004年
公開日: 2006/06/20
会議録・要旨集
フリー
斜め無偏光(UP光)照射によって誘起されたアゾベンゼンを主鎖に含むポリイミド(Azo-PI)骨格構造の配向を調べた。UP光照射はAzo-PI の前駆体であるAzo-PAA膜に対して入射角45度で行った。Azo-PAA膜の厚さは16 nmであった。UP光照射量は882 J/cm
2まで変化させた。熱イミド化した後、ポリイミド骨格構造の配向を偏光赤外吸収法によって決定した。その結果、無偏光紫外光の照射エネルギーの増加と共にポリイミド骨格構造が膜中の光電場最小の方向に配向していくことがわかった。
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山口 留美子, 佐藤 進
セッションID: 1D04
発行日: 2004年
公開日: 2006/06/20
会議録・要旨集
フリー
光異性化反応を示す薄膜にラビング処理を施し,分子配列の異方性を発現させた後で無偏光UN光を照射することにより,その異方性が減少することを明らかにした.この薄膜上における液晶の配向特性を検討した結果,液晶はラビング方向に平行に配向し,プレチルト角が発生したが,UV光照射による方位角アンカリング力の減少は起こらないこと,さらにプレチルト角の消失を確認した.
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大江 昌人, 横山 浩, Kim Doseok
セッションID: 1D05
発行日: 2004年
公開日: 2006/06/20
会議録・要旨集
フリー
Sum-Frequency Vibrational SpectroscopyとSecond-Harmonic Generationを用いて、ホメオトロピック配向用ポリイミド(PI)の表面構造と液晶単分子層の配向を研究した。PI主鎖のイミド環はホモジニアス配向PIのほぼフラットな配向とは異なり,表面法線方向に配向している。その他、側鎖の主鎖への結合基エステルC=O、側鎖剛直部、アルキル部位、液晶単分子層の配向について報告する。
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松家 則孝, 岩橋 崇, 飯森 俊文, 金井 要, 大内 幸雄, 関 一彦, Kim Doseok , Kudryashov Igor
セッションID: 1D06
発行日: 2004年
公開日: 2006/06/20
会議録・要旨集
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表面・界面選択性を持つ赤外-可視和周波発生(IV-SFG)法を用いてCaF2, SiO2基板上に製膜したポリイミド(PMDA-ODA)薄膜を調べたところ、CaF2のSFG強度がSiO2の2-5倍になるという顕著な基板依存性を見出した。これは両基板上のポリイミド薄膜の表面構造に基板依存性が存在する事を示唆している。またC=O対称伸縮モードとC=O逆対称伸縮モードのピーク強度比から、イミド環のポリイミド分子長軸方向の傾き角はSiO2上に製膜した場合よりもCaF2上に製膜した場合の方が大きい事が分かった。
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大本 正幸
セッションID: 1D07
発行日: 2004年
公開日: 2006/06/20
会議録・要旨集
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基板のラビング処理による液晶分子配向を吸収端近傍X線吸収微細構造(NEXAFS)により測定・解析した。ラビング処理したPMDA-ODA基板上に5CBを塗布し、真空中での蒸発を防ぐために冷却した厚膜試料、および、真空中で室温に保ち、余分な液晶分子を蒸発させ薄くした薄膜試料について測定した.今回の結果からPMDA-ODA基板との界面では5CB分子の分子軸がラビング方向に平行に並び、軸に対してランダムに回転すると考えられる。
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田口 大, 北澤 和紀, 浜津 誠, 間中 孝彰, 岩本 光正
セッションID: 1D08
発行日: 2004年
公開日: 2006/06/20
会議録・要旨集
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アゾベンゼンを側鎖に含む高分子(6Az10PVA)単分子膜上に、5CB液晶蒸着超薄膜(単分子膜厚以下から)を形成し、その形成過程における配向秩序の変化を、偏光吸光度法によるその場観察から検討した。アゾベンゼンが trans-体の場合は、cis-体の場合に比較して、液晶の配向秩序パラメータS2が膜厚数nmの領域で大きくなることを確認した。さらに trans-体の場合、液晶分子膜1層目のS2が特に大きくなっていることも確認した。
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沓水 祥一, 細山 皓平, 田中 克史, 秋山 隆一, 田々美 亮平, 山口 登造
セッションID: 1D09
発行日: 2004年
公開日: 2006/06/20
会議録・要旨集
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我々はすでに4'-n-ドコシルオキシ-3'-ニトロビフェニル-4-カルボン酸 (ANBC-22)のサーモトロピックキュービック(Cub)相発現温度の低温側のSmC相温度領域で電場を印加することでCub相への転移が誘起できることを報告しているが、今回さらにその詳細を検討した。その結果、予期せぬ結果として、従来決定された無電場下の相転移温度(TSmC-Cub = ca. 408 K) の8K低温側において、無電場であっても、数時間という大変長い誘導期間を経て相転移が起こることを見出した。そして、真の相転移温度は397K付近にあることが示唆された。397Kから408Kの間の温度領域はCub相の発現が速度論的に強く抑制された温度領域であり、電場はSmC相におけるCub相の核生成と成長を大きく促進することで、見かけ上、相転移を誘起したと考えられる。
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前田 洋治, 伊藤 剛也, 沓水 祥一
セッションID: 1D10
発行日: 2004年
公開日: 2006/06/20
会議録・要旨集
フリー
1,2-bis(4-n-alkyloxybenzoyl)hydrazine(BABH-n)のアルキル鎖の炭素数(n)が8及び10の化合物では、結晶(Cr)相と液体(I)相の間で光学的に等方なcubic (Cub)相とsmectic C (SmC)相の中間相が発現し、Cr-Cub-SmC-I転移をとることが知られている。われわれはさらに鎖長の長いBABH-11、BABH-12、BABH-14を合成し、これらがcubic相だけを示し、Cr-CubーI転移をとることを報告した。ここではBABH-10、BABH-11、BABH-12の三種類の同族体の圧力下の相転移現象を、高圧DTA、圧力下の偏光顕微鏡、高圧X線回折を用いて測定し、cubic相の安定性および相転移で非常に興味ある実験事実を見出し、これらの実験結果について議論する。
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江間 健司, Huang Cheng-Cher, 竹越 邦夫, 八尾 晴彦
セッションID: 1D11
発行日: 2004年
公開日: 2006/06/20
会議録・要旨集
フリー
強誘電性液晶8422[2F3] はde Vries Sm-A – Sm-C* 相転移を示すと報告されている。本研究では、8422[2F3] について精密熱測定を行い、その相転移に伴う臨界挙動について調べた。その結果、この相転移は弱い一次転移であるが、顕著な臨界熱異常を示す事が明らかになった。さらに解析の結果、この熱異常は、転移点近傍では3重臨界に近い挙動を示すが、転移点から離れた温度領域では異なる臨界挙動を示す事が明らかになった。
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折原 宏, 柳生 誠
セッションID: 1D12
発行日: 2004年
公開日: 2006/06/20
会議録・要旨集
フリー
最近,我々は光弾性変調素子(PEM)を用いた複屈折測定により,SmC*相の低温側に電場によって誘起される新たな相を発見した.前回,この相における分子配向を離散モデルを用いて調べた結果を報告したが,今回は,最隣接層間のキラル相互作用および非線形相互作用の効果を詳しく調べた.また,前回の結果から電場下では3周期構造にロックインすることがわかったので,今回3層を周期とするモデルを使ってE-T相図を新たに作成した.
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宮崎 利邦, 山下 護
セッションID: 1D13
発行日: 2004年
公開日: 2006/06/20
会議録・要旨集
フリー
液晶の相秩序は、構成分子の形状に起因する異方性相互作用により発現する。例えば反強誘電性液晶において、分子の折曲り具合や末端鎖の形状がスメクテイック相の安定性に影響することが報告されている。これまで液晶の秩序形成に対する分子形状の効果をしらべるため二つのGay-Berne粒子を調和バネで連結したモデル分子系のNTV-MDシミュレーションを行ない、分子のベント角が秩序形成に大きく影響しベント角が大きくなると相転移温度が急激に低下することが分った。本研究では調和バネの硬さを変えたテストを行ない、分子の柔軟性の秩序形成に対する影響をしらべた。また、分子を構成するGay-Berne粒子の長さを変えたいくつかの場合についてもテストを行なった。
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小野 いく郎, 加園 克巳
セッションID: 1D14
発行日: 2004年
公開日: 2006/06/20
会議録・要旨集
フリー
短冊形(長方形)の分子の集合体はその対称性が棒状分子に比べ低いことから、異なった相転移を示すことが、期待される。剛体球を連結したモデルで分子濃度による相の違いを調べた。5x2の短冊形の分子は濃度の低い方から等方相、ネマチック相、スメクチック相の他に2軸性のスメクチック相が現れる。この相と強誘電相、反強誘電相について論じる。
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田中 聰
セッションID: 1D15
発行日: 2004年
公開日: 2006/06/20
会議録・要旨集
フリー
ANNNIモデルと等価なブロックスピンモデルと4個の分子配向をとるキラル分子からなるキラルスメクチックモデルの2つのモデルを考察した。これらのモデルから、反強誘電性液晶に出現する中間相や多くの副次相のメカニズムは競合する相互作用によるフラストレーションではなく、隣り合うブロックスピン或いはキラル分子間の非対称な相互作用から導かれる非エルミート転送行列であることが示唆された。
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泉 達矢, 新居 輝樹, 渡辺 順次
セッションID: 1D16
発行日: 2004年
公開日: 2006/06/20
会議録・要旨集
フリー
二量体化合物が形成するフラストレイトスメクチック構造の2次元格子の大きさに着目した。フラストレイトスメクチック相の2次元的な格子構造は自発分極の散逸現象に由来すると考えられているが、今回このフラストレイト構造をもつ液晶化合物に自発分極を有する二重層スメクチック相をブレンドする事により格子サイズが増加、また自発分極を持たない単一層スメクチックをブレンドする事により格子サイズが減少する事を見出した。
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尾崎 雅則
セッションID: 2C01
発行日: 2004年
公開日: 2006/06/20
会議録・要旨集
フリー
光の波長程度の周期で屈折率が変化する場合、フォトニックバンドギャップが存在する可能性があり、その周期構造内に乱れを導入するとバンドギャップ内に欠陥モードが発現する。本研究では、コレステリック液晶などのカイラル液晶の螺旋周期構造に基づく新しい欠陥モードについて検討した。すなわち、螺旋周期構造に局所的な歪みを加えると、ストップバンド内に欠陥モードが発現することを示し、その特性について議論する。
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白木 弘之, 酒井 吉雄, 見山 友裕, 大河内 政文, 増角 武憲, 白石 幸英, 戸嶋 直樹, 小林 駿介
セッションID: 2C02
発行日: 2004年
公開日: 2006/06/20
会議録・要旨集
フリー
液晶様分子で保護されたAg, Pd, Au またはその複合体の金属ナノ粒子を添加したTN-LCDは駆動波形の高周波成分に敏感な応答を示し、周波数変調応答を示す。このデバイスをFM-TN-LCDと呼ぶ。誘電率は低周波(数100Hz以下)で増大する。この現象は、Maxwell-Wagner理論でほぼ説明できる。また、V-T曲線の周波数依存性から閾値電圧近傍で誘電率異方性が低周波で小さく、また高周波(1kHzから2kHz)で通常の液晶と等しくなる。誘電率異方性は周波数に依存するので、誘電トルクが印加波形と共に変化する。これがFM-TN-LCDの高速応答の原因である。
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森武 洋, 戸田 耕司, 亀井 利久, 内海 要三, ハーゼ ウォルフガング
セッションID: 2C04
発行日: 2004年
公開日: 2006/06/20
会議録・要旨集
フリー
大きなチルト角を有する強誘電性液晶を用いてマイクロストリップ型マイクロ波可変遅延線を構成し、その特性について調べている。液晶に三角波電圧を印加すると、電圧とともに伝搬遅延位相が変化するが、その応答はヒステリシスを示す。伝搬遅延位相の変化量と応答時間の電圧依存性の測定を行い、伝搬遅延位相の変化量が電圧に依存することと、応答時間が十分な電圧の印加下で30ms程度と従来のネマチック液晶を用いたものと比べ高速であることを示している。
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多谷 健嗣, 趙 景がん, 尾崎 幸洋
セッションID: 2C05
発行日: 2004年
公開日: 2006/06/20
会議録・要旨集
フリー
本研究では、分子長軸周りに双極子モーメントが高速回転する時の赤外吸光度偏光角依存性理論を用い、時間分解赤外分光法により、電場極性反転における再配向過程のSm-A、Sm-C*相での各遅延時間における分子長軸配向角を求めた。Sm-A相の時とは異なり、Sm-C*相では各々双極子モーメントが支持する分子長軸配向角は分布することが分かった。これは立体障害等の影響による自発 分極の発現・強誘電性液晶の特徴の一つと考えられる。またこれより、液晶層の層法線周りと配向軸周りに回転するスイッチングモデルを提案し、強強誘電 性液晶再配向過程の配向・回転運動の相関等について議論する。
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山仲 一彰, 山下 正文
セッションID: 2C06
発行日: 2004年
公開日: 2006/06/20
会議録・要旨集
フリー
本研究では、時間分解コノスコープ像を観察することによって強誘電相の分子配向特性解明を試みている。我々が観察している時間分解コノスコープ像は分子配向状態を時間的に追うことができるため、電場印加によって螺旋が解けていく過程がわかる。さらに印加電場を遮断することによって螺旋を組み直す過程も知ることができ、それらの配向過程を時間分解コノスコープ像とシミュレーション像によって分子配向過程の検討を行った。
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新保 仁男, 高西 陽一, 石川 謙, Park Byoungchoo, 竹添 秀男, Pociecha Damian, Gorecka E ...
セッションID: 2C07
発行日: 2004年
公開日: 2006/06/20
会議録・要旨集
フリー
第二次高調波発生を用いた非対称なバナナ型液晶の極性構造の評価について報告する。ITO電極をつけたセルに斜め方向からNd:YAGレーザを入射しSHGを観測すると信号は、電場に依存してシグナルが増大し、飽和しなかった。信号の変化はLangevin関数でシミュレートすることができた。これより、電場無印加時は、双極子は分子の長軸を層法線方向に向けて自由回転するが、電場印加時には、双極子の再配向がおきていると考えられる。
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金 南宰, 石渡 光正
セッションID: 2C08
発行日: 2004年
公開日: 2006/06/20
会議録・要旨集
フリー
強誘電性液晶FLC032のSa, Sc*相における配向状態を探る目的で, 液晶分子のコアに近い構造をもつ13Cカルボニルーフェニルベンゾエイト[PB]をプローブとして13CのスペクトルとT1を観測した。PBカルボニル13Cスペクトルは, 両側のフェニルの1Hにより, Sa相では7本, Sc*相では7本と9本に分裂する。これらのケミカルシフト, 分裂間隔, 1Hデカップリング下でのT1等の温度変化から, PBはSa相ではコア部分に配向し, Sc*相ではその半分位が側鎖領域に弾き出されている事が分かった。
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香田 智則, 西岡 昭博, 池田 進
セッションID: 2D01
発行日: 2004年
公開日: 2006/06/20
会議録・要旨集
フリー
排除体積効果のみを分子間相互作用として考慮した,剛体円盤状分子から成る系について,等圧モンテカルロシミュレーションを行った.その結果について報告する.剛体円盤の場合には,条件によって,等方的な相であるにもかかわらず,局所的には高い秩序を持ち,柱状に分子が充填された構造が現れる.この構造の詳細について報告する.
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松田 浩充, 香田 智則, 西岡 昭博, 池田 進
セッションID: 2D02
発行日: 2004年
公開日: 2006/06/20
会議録・要旨集
フリー
現在使用されている液晶は混合物がほとんどであり、また外場を通じて機能している。我々は剛体斥力のみを考慮し、対称破りポテンシャルの方法を用いて分子論的に混合液晶系の外場印下時の相挙動について研究した。外場が長い棒状分子の単体の臨界点を超えた場合、外場による臨界点が現れることを見出した。
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yasen muniriding, 鳥飼 正志, 山下 護
セッションID: 2D03
発行日: 2004年
公開日: 2006/06/20
会議録・要旨集
フリー
一軸性と二軸性秩序パラメタそれぞれに共役な二つの外場下におけるネマティック相転移をMaier-Saupe理論に基づいて論じる。バルクにおける3次元Potts模型の同型の大域的相図を平均場理論によって求める。そしてこの相図の断面図である一軸性外場中の相図に基づき、垂直及びプレナ境界条件をもつ薄い体系でのネマティック秩序形成への適用について論及する。
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伊藤 真毅, 山下 護, 鳥飼 正志
セッションID: 2D04
発行日: 2004年
公開日: 2006/06/20
会議録・要旨集
フリー
ネマティック相‐等方相転移を定性的に説明しているMaier-Saupe理論を用い、壁面によるネマティック秩序形成を論じる。界面分子モデルを斜め配向とし、その傾き角に対する相形成を統計理論に従って解析する。更に、一軸、二軸の両外場中のネマティック相図との比較により、壁面による配向効果を検討する。
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青木 圭子, 米谷 慎, 横山 浩
セッションID: 2D05
発行日: 2004年
公開日: 2006/06/20
会議録・要旨集
フリー
液晶には、時定数の大きく異なるゆらぎや物性の異方性が内在するためその状態を正しくシミュレーションすることは困難な面がある。筆者らはこうした困難を克服するため分子動力学シミュレーションを開発してきた。今回は新たに開発した界面張力と垂直圧力を同時に一定に保つシミュレーション法について報告する。計算例として、分子長が異なる2成分系の分子動力学シミュレーションについて報告する。
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米谷 慎, 荒谷 康太郎, 西川 悦史, 横山 浩
セッションID: 2D06
発行日: 2004年
公開日: 2006/06/20
会議録・要旨集
フリー
液晶、両親媒性分子、コポリマーに共通して見られるキュービック(Cub)相は、これらのソフトマテリアルの発現するgenericなナノ構造として関心が高まっている。その中でも棒状異方性液晶分子がつくる光学等方なCub相は特に興味深い。本報では、この低分子液晶にコポリマーにおけるミクロ相分離描像を適用し、それらの間のCub相あるいはカラムナ(Col)相等の高次中間相形成における類似性について検討した結果を報告する。
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福田 順一, シュタルク ホルガー, 米谷 慎, 横山 浩
セッションID: 2D07
発行日: 2004年
公開日: 2006/06/20
会議録・要旨集
フリー
液晶の配向秩序を2階のテンソルで記述する,Landau-de Gennes型の連続体理論に基づいて,液晶の弾性変形が媒介する粒子間相互作用の数値計算を行なった.ネマチック液晶において,粒子近傍にヘッジホッグ型の欠陥が付随する場合,および,等方相にある液晶がネマチック‐等方相転移点近傍で,粒子間にネマチック秩序が誘起される場合の相互作用について講演する予定である
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新井 裕子, 浦山 健治, 瀧川 敏算
セッションID: 2D08
発行日: 2004年
公開日: 2006/06/20
会議録・要旨集
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ネマチック相で巨視的に配向する液晶ゲルを合成し、その膨潤挙動を実験および理論によって調べた。等方相からネマチック相への転移すると、ゲルの形状は異方的になるとともに、体積は不連続的に減少した。ネマチック相では、温度の低下とともに形状の異方性は増加した。
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趙 動旭, ユスフ ユスリル, Cladis P.E., Finkelmann Heino, 甲斐 昌一
セッションID: 3D01
発行日: 2004年
公開日: 2006/06/20
会議録・要旨集
フリー
我々は、異なる濃度でcross-linkingしたV-shaped cross-linking 液晶エラストマー(LCE)の体積変化の温度依存性を調べた。その結果、cross-linking 濃度は形状と体積の変化と関係することが分かった。
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平岡 一幸
セッションID: 3D02
発行日: 2004年
公開日: 2006/06/20
会議録・要旨集
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ポリシロキサンのポリマー骨格に、2種類の架橋剤と2種類の液晶性の側鎖メソゲン基を導入し液晶エラストマーを合成した。メソゲンの混合比率を変えた場合の相系列の変化ならびにSmA-SmC相転移挙動をDSCとX線回折で検討した。さらに架橋剤の構造が相転移挙動に及ぼす影響についても検討した。
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ユスフ ユスリル, Cladis P. E., Brand Helmut R., Finkelmann Heino, 甲斐 昌一
セッションID: 3D03
発行日: 2004年
公開日: 2006/06/20
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この論文は、膨潤させた液晶エラストマー(LCE)の低い電圧で駆動される電気力学的効果に関する新しい結果を示します。薄膜LCEは、低い分子量液晶(LMWLC)、 4-n-pentyl-4-cyanobiphenyl (5CB)、でひたされており、電極間100mの透明なインジウム錫酸化物電極間に導入しました。LCEに5CBを吸収させると、形状の変化が低い電圧でも観測された。すなわち、膨潤させていない LCEと比較して、閾値電圧が約200倍減少することが膨潤させたLCEの電気力学的効果で見つかりました。
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