抄録
光学活性な4,4,4-トリフルオロ-3-(4-メトキシフェニル)ブタン酸をキラル部位の原料として用い、2つのキラル部位を有するらせん誘起材料を合成した。中心骨格となるコアにはジヒドロキシベンゼン,ジヒドロキシナフタレン,ジヒドロキシビフェニルについて検討し、キラル部位とエステルまたはエーテル結合させ、らせん誘起力を測定した。その結果、それらのらせん誘起力がキラル部位の置換位置,コア,結合様式の影響を受けている事が分かった。特に、ベンゼン,ナフタレンコアでは異なる置換位置効果を示す事が分かった。