抄録
層状粘土鉱物であるフルオロへクトライトのナノシートのコロイド分散系からなるライオトロピック液晶の電場応答を、ナノシート濃度、ナノシートサイズ、電圧、周波数の関数として検討した。セル中の小粒径FHT試料(2 wt%)に交流電場(30 V/mm, 100 kHz)を印加すると、複屈折性のドメインが現れ、ゆっくりと流動を続けた。周波数を100 kHzに増加させると直ちに流動が停止し、配向ドメインが大きくなり複屈折も増加した。ナノシート濃度やナノシート粒径を増加は、複屈折ドメインの拡大と複屈折性の増加、さらには観察されるテクスチャの変化に寄与した。