抄録
本研究は,STEAM教育向けフィジカルコンピューティング教材に内在する「教師の負担」の軽減に取り組む.この負担を軽減するにあたり,Papertが提唱した「低い床と高い天井」を教師支援に再解釈し導入容易性(低い床)と発展性(高い天井)の両立を設計思想とした.統合的に教師を支援する「AkaDako統合支援環境」を構築し,デザインベースドリサーチ(DBR)により現場のフィードバックで改良を重ねた.最終設計の有効性を検証するために行った教員研修の事前事後調査では,負担軽減と自己効力感向上の可能性が示唆された.