抄録
本研究の目的は,生成AIを活用した卒業論文推敲において,中学生がどのように生成AIの回答の根拠や情報の信頼性について批判的に検討をして助言を取捨選択し, 生成AIの利用方法をどのように調整するかを明らかにすることである.中学3年生143名を対象に5時間の授業を実施し,70名分の自由記述から生成AIの利用が明示された45セグメントをSCATで分析した.その結果,情報の実在性・信頼性と論文への適合性を判断して助言を修正に反映するとともに,生成AIの有用性と限界を踏まえて利用範囲・時点・場面を調整する過程が示された.