抄録
群馬県内において環境保全活動を展開している人たちは一定数いるものの、それぞれがどのような活動をしているのかを知る機会は非常に限られている。そのため筆者は 2019(令和元)年以降、群馬県において環境保全活動を進めている人や団体の「つなぐ力」を涵養することを目的として「上州ぐんま市民環境保全活動発表会&交流会」(上州会議)を開催している。しかし 2020(令和 2)年に発出された COVID-19 に対する緊急事態宣言以降、世の中は大きく変わってきており、環境教育・ESD の実践活動の現場でもオンライン化への対応をするようになってきた。本論では 2019(令和元)年から 2022 年までに開催した 5 回の上州会議について概観し、その経験を通じた成果と課題を明らかにした。