環境カウンセラーESD学会誌 ―環境カウンセラーESD研究―
Online ISSN : 2758-1306
Print ISSN : 2435-4341
動物の体の学習のための生物実験教材に関する研究
餌用および食用の動物の活用
小長谷 幸史 山﨑 大聖樋口 恵丸山 舞長田 夏槻村上 聡
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ジャーナル オープンアクセス

2026 年 6 巻 p. 73-82

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抄録
生物の授業で学習する,動物の骨格や器官を学ぶ教材として,餌用に販売されている小型動物や食用の動物の利用を検討した。そこで,体内の器官を学習するための材料として餌用に販売されている哺乳類と鳥類を解剖の材料として用いた。また,哺乳類などの四肢動物や魚類の透明骨格標本と,爬虫類の後肢の骨格標本の作成を試みるとともに,教材としての活用方法と学習への有用性を評価した。哺乳類や鳥類は冷凍状態で保存されていたため,長期間保存後も解剖実験に供することが可能だった。透明骨格標本を作成する際に,哺乳類と鳥類は皮膚の除去のような前処理を行うと,魚類や両生類と同様に透明骨格標本の作成が可能だった。透明骨格標本と骨格標本は,相同器官の比較など進化に関する教材として有用であると推察された。大学生による授業実践の結果,本研究で用いた動物を用いた学習は実感を伴った学習になり,器官や骨格の学習に有用である可能性が示された。
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