立命館大学情報理工学部
2021 年 14 巻 4 号 p. 337-346
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将来大規模な量子計算を実現できるようになったときには,「量子回路設計」と呼ばれる作業が必要となる.これは,これまでの計算機向けの「回路設計」と同様にある種の最適化問題を解く作業と見ることができる.本稿では,量子回路設計において最適化を目指すべきと考えられている量子回路のコストの指標を幾つか紹介する.その中でも,近年精力的に研究されているNearest Neighbor Cost (NNC)を最適化する手法について紹介する.
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