電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ Fundamentals Review
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IT研究会提案
無線設計の問題として見る分散連合機械学習
佐藤 光哉
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2022 年 16 巻 1 号 p. 7-16

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抄録

機械学習の発展は目覚ましく,理論と実用双方から幅広い研究が行われている.一方,機械学習のアプリケーション拡大に伴い,データプライバシーや通信コストに対する懸念も顕著になっている.本稿では,こういった問題の抜本的解決とビッグデータ解析の両立に向けた方式として近年注目されている,連合機械学習(FL: Federated Learning)をはじめとした分散的な機械学習方式について概説する.特に,集中制御サーバを設けないFLである分散連合機械学習(DFL: Decentralized FL)に着目し,無線通信路における問題とその解決に向けた方策を述べる.

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© 2022 一般社団法人 電子情報通信学会
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