Experimental Animals
Online ISSN : 1881-7122
Print ISSN : 0007-5124
日本白色種ウサギにおける胎仔奇形の自然発生頻度
杉崎 孝之飯島 美恵子高山 和男林 昌亮宮本 政樹
著者情報
ジャーナル フリー

1979 年 28 巻 2 号 p. 273-278

詳細
抄録

今回, 著者らは自家繁殖飼育したコクシジウムフリーの日本白色種ウサギ (合計91例) にける奇形の自然発生率について検討した。
91例中87例 (95.6%) の母体から538例 (雄295, 雌243) の生存胎仔が得られた。このうち外表および内臓異常をもつ胎仔は9例 (1.7%) で, 水頭症が最も多く (5例) , その他短尾 (2例) , 無眼球症 (1例) , 屈曲手 (1例) が認められた。また骨格異常は424例の被検胎仔中7例 (1.7%) の出現率であった。

著者関連情報
© 社団法人日本実験動物学会
前の記事 次の記事
feedback
Top