Experimental Animals
Online ISSN : 1881-7122
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実験動物飼育施設から分離されたCladosporiumの熱抵抗性
川合 覚高鳥 浩介大滝 恒夫
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1990 年 39 巻 3 号 p. 319-323

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抄録
実験動物飼育施設由来の腐生真菌Cladosporiumについて熱抵抗性試験を実施した。恒温培養増殖性試験において, C.sphaerospermum (C.c) およびC.cladosporioides (C.c) は, 25~32℃では発育したが, 35℃以上では発育しなかった。両種とも集落の直径は, 培養温度の上昇に伴って小さくなる傾向を示し, その程度はC.sに比較してC.cの方が顕著であった。湿熱抵抗性試験において, C.sは48℃, 12分, C.cは43℃, 約26分の処理で死滅し, 55℃以上の処理では両種とも1分以内に死滅した。乾熱抵抗性試験では, 70~100℃の処理において, C.sは69~12分, C.cは39~9.5分で死滅した。以上の結果からC.sおよびC.cは他の腐生真菌に比較して熱抵抗性の弱い菌種であり, 特にC.cC.sよりもその傾向が明らかであった。従って両種に対する熱処理は, 実験動物施設内における有効的な防黴対策法であると示唆された。
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© 社団法人日本実験動物学会
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