抄録
ゲッチンゲン系ミニブタから初期胚を採取し, 家畜ブタへ移植してミニブタの生産を行った。胚の採取および移植は, 外科的手術により行った。雄許容開始後2~6日に胚の採取を行った結果, 1頭当たり自然排卵では2~7個, 誘起排卵では7~15個の胚および未受精卵が得られた。33個のミニブタ胚を2頭の家畜ブタレシピエントに移植した結果, 21頭の産子が得られたが, 12頭は死産であった。死産の原因は, 分娩時の窒息と考えられた。本研究で行った胚移植技術を用いたミニブタの生産は, 特殊なミニブタの系統を海外から導入することや, SPFミニブタの作出のために極めて有効な手段と思われる。