ファルマシア
Online ISSN : 2189-7026
Print ISSN : 0014-8601
ISSN-L : 0014-8601
目次
目次/特集にあたって/表紙の説明
ジャーナル フリー

2014 年 50 巻 7 号 p. 638-639

詳細
抄録

特集にあたって:ファルマシアでは31巻9号(1995年)に「薬物相互作用」が特集として取り上げられ,一部は最近でも引用されるなど,大きな反響を呼びました.それから20年近くが経過し,トランスポーターを介する相互作用など,新しいメカニズムによるものも次々と明らかになっていることから,薬物相互作用をめぐる最近の話題を盛り込んだ特集を企画致しました.現在,欧米に続いて日本でも,薬物相互作用の検討方法に関する行政指針の改定作業が進められており,その概要等について,改定作業に携わられた先生方にもご執筆いただきました.薬の適正使用のために,薬物相互作用について最新の情報を会員の皆様が共有する一助となれば幸いです.
表紙の説明:複数の薬物を併用すると,相互作用により薬物の体内からの消失が遅れ血中濃度が上昇する結果,薬理作用が増強したり副作用が発現することがある.あるいは逆に,吸収阻害や排泄促進により血中濃度が低下する結果,十分な薬理作用が得られないことがある.併用薬だけでなく,一部の食物やコーヒー,タバコなども薬物の体内動態や効果に影響を及ぼすことが知られており,注意を要する.

© 2014 The Pharmaceutical Society of Japan
次の記事
feedback
Top