ファルマシア
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最前線
システム生物学を用いてアルツハイマー病を遺伝子ネットワークから読み解く
関谷 倫子飯島 浩一
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2016 年 52 巻 2 号 p. 121-125

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抄録

老年性認知症の最大の原因であるアルツハイマー病には有効な治療法が存在せず,その発症機序にも不明な点が多い。筆者らは,アルツハイマー病患者脳から収集した遺伝子情報を分析・検証し,その発症過程を遺伝子ネットワークの変化として捉えることで,新規治療薬の開発,また危険遺伝子群の同定を試みている。本稿では,複雑な多因子性疾患であるアルツハイマー病研究におけるネットワーク解析の有用性について解説する。

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© 2016 The Pharmaceutical Society of Japan
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