東京大学大学院工学系研究科バイオエンジニアリング専攻
2018 年 54 巻 1 号 p. 16-20
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ポリエチレングリコール(PEG)とポリカチオンのブロック共重合体がプラスミドDNA(pDNA)と会合することで得られる高分子ミセルは、全身投与を可能にする遺伝子デリバリーシステムとして期待されている。本稿では、巨大高分子電解質としてのpDNAが、剛直性の制約のもとどのように折りたたまれて高分子ミセル中にパッケージングされるのか、そして全身投与で遺伝子発現させるためにはどのような構造化と機能化が必要なのかついて筆者らの取り組みを中心に概説する。
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