ファルマシア
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小児慢性特定疾病医療費助成
富岡 晶子
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2018 年 54 巻 12 号 p. 1150_2

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抄録

小児慢性特定疾病対策は,児童の健全育成の観点から,治療法の確立と普及をはかり,あわせて患児家庭の医療費の負担を軽減することを目的とし,1974年より「小児慢性特定疾患治療研究事業」として実施されていた.2005年に児童福祉法に位置付けられ,法律に基づく事業として法制化し,医療費助成のほか,自立支援事業として社会資源の活用,相談事業等が行われている.2018年には,対象疾患が16疾患群756疾病に拡大された.対象年齢は18歳未満とされているが,18歳到達時点においてすでに医療費助成の対象となっており,かつ18歳到達後も引き続き必要と認められる場合には,20歳未満の者も対象とされている.
このほか,各自治体において小児医療費助成事業が行われているが,その対象年齢は自治体により様々である.

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© 2018 The Pharmaceutical Society of Japan
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