京都薬科大学代謝分析学分野
神戸女子大学健康福祉学部
2018 年 54 巻 7 号 p. 683-687
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筆者らは,生体必須の無機元素である「亜鉛」の生体作用を高めることを目的とし,錯体化学・物性評価・分子生物学・薬物治療といった一連のプロセス研究を通じて,無機元素を含んだ低分子化合物の創薬研究を行っている.多彩な生理作用とトランスポーター研究の進展により近年注目されている亜鉛は,皮膚創傷,胃潰瘍,ウィルソン病,低亜鉛血症の治療薬として既に臨床で使用されている.今回,糖尿病を治療する可能性を秘めた亜鉛錯体の基礎研究を紹介する.
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