ファルマシア
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最前線
ハロゲン結合
創薬における活用
山口 充洋
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電子付録

2020 年 56 巻 5 号 p. 401-405

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抄録

ハロゲン結合は、ハロゲン原子と電子供与基との間の静電的相互作用であるが、創薬研究において注目されるようになったのは比較的最近になってからである。ハロゲン結合ポテンシャルは F<Cl<Br<I の順に高くなり、その強度は二要素間の距離および角度に大きく依存する。今後、ハロゲン結合をより有効に用いたドラッグデザインが行われることが期待される。

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© 2020 The Pharmaceutical Society of Japan
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