金城学院大学薬学部病態薬理学
2020 年 56 巻 9 号 p. 822-824
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「痒み(pruritus or itch)」は,不快な感覚の1つである.痒みは一般的に皮膚における痒み信号が脊髄を通して脳へと伝わることにより発生する.したがって,痒みの制御をする上で,皮膚における発生機序を理解することは重要である.皮膚における痒みの発生には,痒み因子や痒みの増強因子,およびこれら因子の産生細胞の集積に加えて,皮膚環境の変化が重要な役割を担っている.本稿では,これらの事項に関して概説する.
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