九州大学病院薬剤部
2021 年 57 巻 5 号 p. 419
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
九州大学大学院薬学研究院の小柳 悟 教授が「病態・薬効の概日変動メカニズムを基盤にした時間薬剤学研究」により,2021年度日本薬学会学術振興賞を受賞した.同氏は体内時計の分子機構を基盤に病態や薬効の概日変動メカニズムを解明し,薬物の至適投薬タイミング設定が効果の増強や副作用の軽減に繋がることを明らかにしてきた.また,その機構の中から新しい治療標的の探索にも成功している.本稿では今回の受賞対象となった研究成果について紹介する.