大阪大学大学院工学研究科生物工学専攻(大阪大学先導的学際研究機構兼任)
大阪大学大学院工学研究科生物工学専攻日本学術振興会
2021 年 57 巻 8 号 p. 710-714
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グリチルリチンは生薬「甘草」に含まれる主な有効成分であり,抗炎症,肝庇護作用など多様な薬理作用を持つトリテルペノイド配糖体である.グリチルリチンはまた,砂糖の150倍以上の甘さを持つことから天然甘味料としても使用される.筆者らは最近,グリチルリチン生合成経路において唯一未同定となっていた糖転移酵素を同定し,本遺伝子を導入した組換え酵母細胞内でグリチルリチン生合成経路を再構築することに成功した.
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