慶應義塾大学薬学部薬剤学講座
2022 年 58 巻 2 号 p. 122-126
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妊娠中の薬物の服用は可能な限り避けるべきとされるが, 薬物治療を必要とする妊婦の数は多い. 近年では, 胎児を治療するための経胎盤薬物治療も行われている. 薬物の胎児曝露は胎盤の透過性により制御され, 合胞性栄養膜細胞層が関門機能を担う. 本稿では薬物胎盤透過性に関わるトランスポーターとして重要なMDR1, BCRP, OATP2B1, OAT4, ENT1について概説した.
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