日本大学医学部社会医学系公衆衛生学分野
2022 年 58 巻 8 号 p. 763-767
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これまでの睡眠疫学研究の蓄積により、睡眠障害や睡眠習慣の偏りが健康リスクを高めることが明らかになってきた。わが国では睡眠の重要性の普及啓発を目的として、2014年に「健康づくりのための睡眠指針2014」が策定され、ライフステージ別に睡眠と健康に関する解説が行われている。睡眠とそれに関連する心身の健康はライフスタイルの影響を強く受けるため、本稿ではライフステージごとに睡眠と健康に関する疫学研究を解説する。